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投稿日 2017年1月9日

2017/02/19 京町家の温熱環境調査報告会「京町家の温熱環境と省エネルギー」

 現在、省エネ法では、エネルギーの燃料資源の有効利用、地球温暖化対策のために、 大規模建築の新築等は省エネルギー基準への適合が義務化されており、2020年には住宅の新築も義務化される方針が示されています。
 その場合は、断熱の面で不利な大きな開口部や外壁土壁や木製建具など、京都の伝統的な木造住宅の外観要素が失われていく方向性が強まると考えられます。
 また、現在の省エネルギー基準では、居住者の好みや快適性、居住者による環境調整行動(窓の開け閉め、すだれの利用など)による省エネルギー効果の可能性を評価することは難しい状況にあります。
 そのため、京都大学建築学専攻 伊庭助教の研究グループは、京都の伝統的な木造住宅の伝統文化の保全・継承のために、省エネルギーだけではなく、伝統的な暮らし方をふまえた京都独自の住宅評価の仕組みを構築する研究に取り組んでいます。
 本報告会では、その一環で行っている京町家の温熱環境調査等の報告を通して、京町家の省エネルギー性能と温熱環境の改善の可能性を考えます。

 詳細は「こちら」をご覧下さい。