10月18日(日)のご案内
京都左官協同組合、京都工芸繊維大学森迫・村本研究室、KARTH耐震研究チームでは一昨年度から京都仕様の土壁の耐力を適切に評価して、設計耐力の土壁を現場で確実かつ安定的に実現できる仕組みを作るための共同研究に取り組んでいます。
そのうち、昨年度に実施した実験の中間報告会を開催いたします。同実験では、複数の左官職が普段行なっている標準的な仕様・施工方法の違いが土壁の構造性能に与える影響を検証し、土壁の多彩な技能を評価することを目的としています。さらに、地震で損傷した土壁を再現して修復後の耐力の回復度合いを検証する実験も実施しました。試験体は、幅半間、1間×高さ1間半で、左官事業所3社が製作し、壁土原土(荒壁土、中塗り土)は共通仕様として京都深草土を使用しています。